2013年にスズキからリリースされたVストローム650はデュアルパーパス仕様のバイクです。
2017年からはモデルチェンジが行われツアラータイプとして再リリースが開始されました。
今回はそんなVストローム650の買取について高く売るために重要なポイントをお話ししていきます。
特にVストロームのような、比較的新しい車種は人気も高く各ショップごとにも買取の激戦区です。
また大型バイクということもあり、売り方を間違えなければ数万円は軽く差がつくので是非知っておきましょう。
こんな方におすすめ
- Vストローム650の買取価格や相場を知りたい
- Vストローム650はどこが高く買取ってくれるか?
- 買取査定でオススメのお店やサービスは?
- 売るときに損をしたいないポイントを知りたい
- 逆にダメな売り方があるの?
買取価格・買取相場の確認は事前査定を使う
買取価格や相場を知りたいなら事前査定を行うと良いですよ。
バイク現物を見せなくても、バイクの条件を伝えるだけで「大まかな買取価格」「買取価格の平均値」「上限価格」を教えて貰えます。
下記は全国どこへでも訪問可能な出張買取サービスを行っている事前査定サービスの一覧です。
店名 | 回答方法 | 相場精度 | 所要時間 |
バイク王 | 電話 | ◎ | 10分〜20分 |
バイクランド | 電話 ウェブ受付→電話回答 | ○ | 10分〜20分 |
バイクワン | ウェブ回答 | △ | 1分〜3分 |
バイクボーイ | ウェブ受付→電話回答 | △ | 10分〜20分 |
バイクBOON | ウェブ回答 | ○ | 1分〜3分 |
何種類かあるとどこに事前査定を申し込むか迷ってしまいそうですが、スキマ時間で完了しますし、各社の温度差の違いを知るためにも、なるべく多くのお店へ問い合わせをしてみると良いです。
特にオススメなのはバイク王の『お試し無料査定』です。
バイク王のお試し無料査定は金額の回答が正確で定評がありますので、現実的な金額を教えてもらえるでしょう。
どこの何を差し置いても、バイク王の事前査定を受けておくと、今後の立ち回りが計画しやすくなるのでオススメです。
Vストローム650はどこが高く買い取ってくれるの?
ちなみにVストロームを高く買い取ってくれるお店がどこか気になる人も多いと思います。
結論としては私にも分かりません。
「なんだよ!?知らねーのかよ?」と思われる方もいるかもしれませんが、これは当然なんです。
中古バイクの買取価格はお店やタイミングごとに変動するからです。
だから基本的には事前査定を受けたお店の中から、反応が良かったお店や脈アリっぽい(高値を回答した)お店へ本査定を申し込むのがセオリーです。
ただ、それだと少し素っ気ない回答のような気もしますので、1つオススメを答えておきます。
Vストローム650のような排気量の大きい大型バイクの買取で強いのはバイクBOONです。
売ったバイクがどうなるのか知っておこう
最初に、あなたが売ったバイクは、その後どうなるのかを知っておきましょう。
大きく壊れていたり、傷凹みサビが酷くない場合は「業者間オークションへ転売される」か「その買い取ったお店が店頭販売する」かの2択になります。
業者間オークション
あなた→業者(オークション転売)→二次業者→次オーナー
※仲介業者が介入しているため還元率が低い
※売ったバイクの9割はオークション転売される
もうほとんどのバイクは、売った後に業者間オークションへ出品されます。
オークションへ転売するのは業者としてもすごく楽なんですよね。整備したりサビを落としたりしなくて済むので、右から左へ流すだけで済むんです。
不良在庫/売れ残り在庫を持つリスクもないので、昔から主流の売り方となっています。
店頭販売
あなた→業者(店頭販売)→次オーナー
※仲介業社がいないので買取価格の還元率が良い
※狙って店頭販売をできるお店を探すのは難しい
店頭販売されるバイクはかなり希少です。
もしされるなら「新型車種」や「かなり状態の良いバイク」「希少性が高いバイク」「元値が高い大型排気量のバイク」などです。
店頭販売されるようなバイクは、案外色々なお店へ当たってみなくても大体どこも同じことを考えています。
あるいはピンポイントであなたのVストロームを欲しがる顧客を抱えている店舗見つける事くらいですかね。
このパターンは数を打つ必要がありますが、狙っても見つける事は至難の技です。
もう殆ど運の要素かなと。。。
売るときに損をしないためにはどうするべき?
そもそも論の話をしますが、バイクを売るときに損をしないための要素/ポイントがあるのをご存知でしょうか?
意外と知らない人も多くて、知らず知らずのうちに「買取価格の面」や「労力対効果の面」で損をしている人は多いです。
損をしないための要素概要は以下の感じです。
一見誰でも知っていそうな事ですが、ちゃんと理解していなければ確実に損をします。
損をしない要素を知ろう
■比較をすること
・どこが高いか見える化できる
・ピンハネされても対処できる
・価格競争に発展させれる
■活動量と時間効率のバランス
・買取価格以上の活動時間/労力を使えば損
・過剰な店舗数に査定してもらっても期待薄
・あなたの拘束時間をコンパクトにする
これらの損をしないための要素があることに対して、結局どのような活動をしていけば損をしないのかを説明しますね。
3社〜4社に査定を受ける
まずSV650を売るときは、3社〜4社に査定を受けるようにしましょう。
例えば1社〜2社だけだと、価格競争の面から見てドングリの背比べになってしまう可能性が高まります。
どこの業者も本音では「なるべく安く買い取って、高く転売したい」と考えています。
でも競合他社がいることを前提に査定を進めていけば
業者に「他店に負けたくないから、目一杯の金額を提示しよう」という心理にさせる事が出来るんです。
そのバランス感が最適なのが3社〜4社です。
ぶっちゃけ3社から査定を受ければ、概ね価格競争の面では問題ないでしょう。
あとは店頭販売をしてくれるお店が見つけられるかどうかですが、これは狙って出来るものではありませんし、運の要素にも大きく左右されます。
ただし、Vストローム650自体が人気で希少車種なので、期待はできます。
そもそも店頭販売されるポテンシャルを秘めている車種は3〜4社に見て貰えば、どこか1社くらいには引っかかるものです。
1日で完結するように動く
そして3〜4社から査定を受ける場合も、1日の間に全てのショップから査定を受けましょう。
というのも、買取相場は今週と来週では変わってしまう可能性があるからですね。
買取相場は1ヶ月単位で少しずつ下がっているのですが、運悪く相場変動の節目に当たってしまうと「今週」と「来週」で査定額が違ってきます。
ベタな話をすると業者が「いついつまでに売却をしてくれれば、〇〇万円の買取価格を保証します」って期限付きの交渉をしてくるケースがあるんですけどね。
一見、早く売却させるための交渉術のようにも思えますが、あながち嘘でない場合もあるんです。
でも本当に価格変動するのか、ただの交渉術なのかは分かりませんよね。
だから私たちは1日の間に3〜4社から査定を受けて、同じ条件で見たときに、どこのショップに優位性があるかを確認するべきなんです。
出張査定であれば、1社あたり1時間程度で済みますし、意外といけちゃいます。
難しければ連休を使って対応したり、都合の合う業者だけに絞るなどをして、極力期間を空けずに査定を受けた方が良いです。
ダメな売り方ってどんなこと?
ちなみにダメな売り方をご存知でしょうか?
それは主に「下取り(比較しない売り方)」や「一括査定(必要以上に時間や労力を投資すること)」です。
それぞれダメな要素が違いますので、一緒に確認をしていきましょう。
下取りのように分母を抑えない売り方はNG
まず「下取り」だけは絶対にNGです。
下取りとは次に売るバイクを購入する際に、今所有しているバイクを一緒に売る行為です。
つまり、同じお店で「買う」と「売る」を同時に済ませちゃう事ですね。
下取りのダメ要素を理解していない人は要注意です。
下取りのダメな本質は「需要/ニーズのないお店へ査定依頼している」「比較していないので価格競争に発展しない」という点です。
下取りのダメ要素
■需要のないお店へ売るリスク
→次のバイクを購入する目的で店を選んでいる
→付き合う大義名分があり価格面で頑張らない
→殿様ビジネスをされる可能性がある
■比較しないことのリスク
→比較しないのでピンハネされても気付かない
→競争相手がいないので価格競争に発展しない
→相手の言い値で売却することとなる
一括査定のように無駄に多くのお店から査定を受けるのも危険
そしてもう1つは比較のし過ぎも問題です。
最近最も多いのが一括査定による被害です。
何故ならば上でも説明したように、活動量と活動コストのバランスの問題ですね。
ここで言いたいのは、買取価格以上の活動コストを費やしても骨折り損のくたびれ儲けな訳ですよ。
もしどうしても一括査定を使いたいなら、事前査定をしっかりと受けた上で「各社の買取価格にバラツキが大きいのか?」「大変な思いをしてまで利用する価値があるか?」をしっかりと見極めましょう。
一括査定も色々です。
10社近くから査定を受けるのであれば、だいたいスケジュール調整していくと3〜4日かかりますので、2週間がかりになってしまう事が多いんですよね。
そうすれば相場変動はもちろんしてくる可能性が高まります。
それに5社程度のお店から査定を受けるならば、当サイトで推奨している「事前査定→1日3〜4社から本査定を受ける」の方がよっぽど時間効率が良いです。
最後に
いかがでしたか?
Vストローム650は人気の大型バイクですけど、大切なのはバランス感です。
多すぎても少なすぎてもいけません。
それに現代は特定商取引法によって、極端に買取価格のバラツキが出にくい状況でもありますからね。
あなたのVストローム650が良い条件で引き取ってもらえる事を願っています。