トリッカーは2004年にヤマハよりリリースされた250ccのバイクです。
市場普及数が少ない為、需要/ニーズのある店舗では高価買取をしてもらえる可能性が高いバイクですね。
今回はそんなトリッカーの買取価格や相場の確認方法についてお話をしていきたいと思います。
少しでも効率的に、そして高く売却するために売り手側も工夫をしていかなければなりません。
闇雲に行動することは大きく損をする事なりかねませんので、注意が必要です。
買取価格の確認方法
まず最初に結論を言うと、事前査定をしておきましょう。
事前査定とは、バイク現物を見せなくても
バイクの状態を伝えることで大まかな買取価格を教えてもらえる無料サービスです。
各店舗ごとに「大まかな買取価格」「相場感」「買取の上限額」など回答方法も様々です。
上記5店舗は、全国対応の出張買取サービスを採用している優秀店です。
住んでいる地域やバイクの状態など、買取のタイミングによって買取価格は変動する為
基本的に全社すべてで事前査定を受けるのがオススメです。
バイク王
相場精度:★★★★★
所要時間:10分〜20分
バイク王は誰もが知る有名店で事前査定を業界に取り込んだ第一人者です。
電話による「お試し無料査定」は精度が高く、大まかな買取価格、相場感、上限額を回答してくれます。
事前査定の中では最も精度が高く、査定に出す前には必ず申し込みをしておきたいサービスです。
特に近年ではトリッカーのように価値の高いバイクの買取に注力しています。
新型〜旧型、カスタム、不動車、車検切れなどあらゆるバイクの買取が可能な超名門です。
バイク王公式サイト
バイクランド
相場精度:★★★★☆
所要時間:1分〜20分
バイクランドは業界No2の実績を誇る有名店です。
事前査定では「電話回答」と「ウェブ回答」の両方を採用しています。
電話での相場回答については、上で紹介したバイク王同様に業界内でも珍しいサービスです。
細かく伝えられない状態なども加味して相場回答が可能なので是非使っておきましょう。
事前査定を受ける際も、数多くの分母を抑えていくことが高価買取の為の方法です。
バイクランド公式サイト
バイクワン
相場精度:★★★☆☆
所要時間:1分〜3分
バイクワンは業界内でも今最も勢いのある業者です。
事前査定は「ウェブ回答」を採用しており、相場回答精度としてはそこそこです。
ただ実際に査定を受けるとなれば、必ず視野に入れておきたいショップですね。
こちらも新型〜旧型、カスタム、不動車、事故車など幅広く強化買取をしています。
正直、下手な一括査定を受けるくらいなら
バイクワンを含め複数店舗に査定をしてもらう方が良い結果を招くのでは無いかと思います。
バイクワン公式サイト
バイクボーイ
相場精度:★★★☆☆
所要時間:1分〜3分
バイクボーイの事前査定は、上で紹介した「ウェブ回答」で行われます。
方法はとても簡単で、公式ホームページから、今回売却したいバイクの状態を入力するだけです。
スキマ時間に行える為、ガンガン買取相場を調べましょう。
特にトリッカーのような、元値も高く希少性も高いバイクになってくると
店舗ごとに買取価格のバラツキが出ます。
バイクボーイ公式サイト
バイクBOON
相場精度:★★★★☆
所要時間:1分〜3分
バイクBOONは状態の良いバイク、元値の高いバイクの買取にとても強い業者です。
他の業者と大きく違うのは
「価値あるバイクは高く買取ます」というスタンスを公にしている点でしょうか。
事前査定は「ウェブ回答」で行っており、大型〜中型車種の買取にはとても強い印象です。
もしトリッカーの査定を受けるなら、確実に視野に良いれておきたいショップですね。
まずは前もってトリッカーの価値がどれくらいになるのかを把握しておきましょう。
バイクBOON公式サイト
https://www.kaitori-do.com/
一括査定は使うべきなのか?
さて、ここまでで事前査定を行っている優秀店舗5軒を紹介してきました。
今主流なバイクの売り方の1つに一括査定がありましすが、使うべきか悩んでいる人も多いはずです。
個人的には上記5社に本査定をしてもらえば、一括査定を受ける必要がないくらい安定すると思います。
まずは事前査定の結果次第で、どれくらいの店舗数に抑えれば損をしないのか?
労力対効果を考えた時に、一括査定を使うべきか使わないべきかを考えてから行動しましょう。
1番ダメなのは闇雲に根拠なく行動することです。
一括査定はライバル業者がいることを前提にした査定依頼なので
「各社の買取価格のバラツキが大きい」「価格競争に発展する要素がありそうか?」が判断のポイントです。
買取での注意点
次に買取での注意点について、お話をしておきたいと思います。
基本的に上で説明したように
「①事前査定を受ける」→「②労力対効果をもとに売り方を決める」をすれば問題はありません。
ただ高く売りたい、損をしたくない……と考えている人に向けて
さらに理解を深めてもらう為の補足をしておきます。
ネットの情報は鵜呑みにしない
まず注意して欲しいこととしてはネットの情報を鵜呑みにしないという事です。
今はスマホが普及した事もあり、インターネットを利用するユーザーがたくさん増えました。
その甲斐もあって、このサイトを立ち上げたのですけどね。。。
その分、情報弱者を狙ったデマ・ウソを配信するサイトを多く見かけるようになりました。
例えば下記のようなサイトを見た事がないでしょうか?
詐欺サイトの特徴
- 数ヶ月前と記事の中身が更新されない
- 更新日だけが最近の日付になっている
- 他と比べて高めの金額を掲載している
- 買取をした店舗名が公開されていない
- やたらち一括査定へ誘導したがる
- 記事の大半が価格表となっている
- ショップではない誰かが運営している
こういった特徴を持つサイトに心当たりがある人も多いと思います。
だってメチャクチャ沢山ありますもん(笑)
こういった詐欺サイトは集客を目的にしているせいか、やたらと高値を公開しています。
誰でも自分のバイクを高く引き取ってもらいたいですからね。
信じたくなる気持ちも分かります。
でも、なぜこういったサイトでは他と比べて高い金額が掲載されているのでしょうか?
それは「ウソ/デタラメ」「一昔前の情報」などを書いているからです。
もし信じるかどうか悩むなら、事前査定を受けてみて妥当性を判断したら良いじゃないですか。
Yahooニュースでも、こういったサイトの被害例をやんわり紹介していましたのでも
どういった被害が出ているか共有しておきます。
詐欺サイトの被害例
①「どこか高く売れるショップはないかな?(ネットサーフィン中)
↓
②「お!ここは他のサイトと比べて高値が掲載されているぞ」
↓
③「なになに?こんな良い条件で引き取ってくれるのか?本当かな?」
↓
④「でも高く売りたいしな〜、ここで紹介している一括査定を使えば良いのかな?」
↓
⑤「よし、申し込もう」
↓
⑥「メチャクチャ大変だ!てか、業者から鬼電の嵐でウザい」
↓
⑦「査定を受けてみたけどサイトで言っているような金額にはならなかった」
↓
⑧「各社数万円しか金額のバラツキがなかったから、労力対効果的には意味がなかったな」
一括査定では、こういった結果が出てしまうことも珍しくありません。
一括査定をって経験した事のある人は知っていると思いましがメチャクチャ大変です。
一括査定の良いところは業者に
「他店に負けないように目一杯の金額を提示しよう」という心理にさせれるところです。
ただ、各社の買取価格にバラツキが少ない場合や、元々価値が低いバイクを売るには適しません。
例えば数万円高く売るために、時間や労力の方が大きくなってしまっては微妙ですよね。
そこは事前査定を使って温度感をしっかり把握しましょう。
売る前と査定を受けたあとの想定をしておく
買取をする以上、予想よりも良い結果が出ることもあれば、悪い結果が出る事だってあります。
売り手は事前に「こうなったら、どうする?」を考えておく事が大切です。
特に多いのが詐欺サイトでガセの情報を掴まされて高く売れると思っていて
実際に査定を受けたら思ったよりも安かった……なんてケースが多いんです。
良い事も悪い事も両方とも想定しておけば買取で損をすることが減ります。
そして事前査定を受けておけば無駄な労力を費やすことも無くなります。
どのように売るか?
●バイクの価値に見合う行動量を考える
→事前査定をした結果、いくら程になりそうか?
→店舗ごとに買取価格のバラツキがあるか?
→労力対効果的に査定は何社まで受けて大丈夫か?
→一括査定は使うべき?使わないバラツキがき?
→いくつかの店舗へ直接査定依頼を行うか?
事前査定を受けておけば、ある程度トリッカーの価値が把握できるので、売り方を考える事ができます。
そして、査定を受けた結果
どうなったら売却するのか?…どうなったら他社へ査定依頼をかけ直すのか?…を検討しておきましょう。
査定結果次第で方針を変える
●予想よりも安かった場合
→いくらならそのまま売却する?
→他社へ査定依頼をかけ直す?
●予想よりも高かった場合
→そのまま売却する?
→余力があれば他社へ査定してもらう?
→価格交渉をしてみる?
ざっくりでも良いので、査定結果に対する方針を決めておくと損をしないで済みます。
特に1〜2店舗だけに査定を受けようと考えている方は、よく想定をしておきましょう。
また質の悪い一括査定に申し込むと、もう右にも左にも首が回らない状態になることが多いので注意が必要です。
買取業者の本音を把握しておく
買取業社は基本的に「安値で仕入れて、高く転売したい」と考えています。
これはどの業者の共通する考えて方なので、大手〜中小規模例外はありません。
ただ店舗ごとによって、どれだけ利益を確保するか?・・・強化買取車種はなにか?・・・
その時の経営状況や在庫状況によって買取価格は変動します。
だからこそ、事前査定でも、実際の査定をしてもらう場合でも、なるべく分母は多めに抑えておくことが大切です。
そして「他店にも査定に出している(もしくは出す予定)」であることは
いやらしくない程度に公言しておくと良いです。
ライバル企業がいるのといないのでは全然査定結果にも違いが出ますからね。
もし競合他社がいなければ「本当は20万円出せるけど、15万円提示しておこ」みたいにピンハネされる訳です。
でも「競合店がいるなら、欲しいバイクだし、目一杯の金額を出しておこ」という心境にさせやすくなるんです。
下取りだけは絶対に避けるべき
ここまで読んでくれた方は大丈夫だと思いますが「下取り」だけは絶対に避けるようにしましょう。
下取りは、次のバイクを購入する際に、同じ店舗で今所有しているバイクを一緒の引き取ってもらう行為です。
つまり1つの店舗で「買う」と「売る」を同時に行うのが下取りです。
下取りは1店舗で売買が完了するのでラクではありますが
十中八九トリッカーに需要のないお店選びをしています。
なぜなら、下取りの大前提が次のバイクを購入することを前提にお店選びをしているからですね。
最後に
いかがでしたか?
トリッカーは玉数が少なく、店舗によっては需要・ニーズも大きい反面
需要のないショップへ査定依頼をかけると安値で買い叩かれることも珍しくありません。
しっかりと事前査定は行っておき、さらに売り方も考えた上で売却するようにしましょう。
あなたのトリッカーが有意義に売却できれば幸いです。