ドラッグスターは1996年にヤマハがリリースして以来、絶大な人気を誇るクルーザータイプのバイクです。
2008年以降は自動車排出ガス規制の影響にて「ドラグッグスター250(DS250)」
「ドラグッグスター400(DS400)」「ドラッグスタークラシック400(DSC400)」
がラインナップされるようになりました。
今回はそんな大人気のドラッグスターシリーズから、250ccの売却についてお話をしていきます。
元値が高い250ccのバイクは、基本的にどこに売っても纏まった金額を提示される為
各店舗の査定額をしっかりと比較しておかなければ
「損をした」「得をした」という感覚が実感しないまま売却することが多いです。
なので、今回あなたにオススメの方法を2つ紹介します。
買取価格や買取相場の事前確認をするなら
まず、誰もが気になる買取価格や買取相場の話について触れていきます。
買取価格や買取相場を確認したいなら、事前査定サービスを使うのがベストです。
事前査定サービスは、バイク現物を見せなくても、買取業者へバイクの状態などを伝える事で
「大まかな買い取り価格」「相場感」「買取の上限金額」を教えてもらえるサービスです。
上記4店舗が事前査定を行っているショップ一覧です。
4つあると迷ってしまうかもしれませんが、4店舗全ての事前査定を受けるのがオススメです。
ちなみに、どこの店舗も全国対応(出張買取可能)&完全無料サービスなので気軽に使えます。
事前査定の特徴
事前査定の特徴
・ある程度正確な金額が把握できる
・スキマ時間を使って簡単に行える
・本査定を依頼しなくても良い
・ウザい勧誘や営業電話もない
・時間、労力、手間がかからない
事前査定の大前提は、あくまでも手軽で簡単、効率的に自分のバイクの価値を把握できる点です。
もし時間がかかって面倒だったら、事前査定なんて受けない方がマシです。
素早く信頼できる買取の予想額を聞けるからこそ、価値がある訳ですよからね。
ネットに公開されているデタラメな金額を掲載している詐欺サイトとは訳が違うんです。
まぁ当然ですが。。。
事前査定のメリット
今度は事前査定のメリットについてお話をしていきます。
事前査定はデメリットがないです。
強いて無理矢理デメリットをいうならば
本査定を受ける前に一手間加える訳なので、所要時間が数十分必要なくらいですね。
それすら嫌だとか、面倒くさい……って人は、もう好きなように売れば良いです。
あなたのバイクなので勝手に失敗してくれい!!ってレベルですね。
事前査定のメリット
- 買取相場を把握できる
- ある程度具体的な買取価格を見える化
- どこに査定依頼をすべきか判断できる
- 売り方やお店選びの計画を立てやすい
一括査定を視野に入れる
ドラッグスター250のように250cc以上の中型バイクは、そこそこ高値で引き取ってもらえるケースがあります。
もし事前査定をした結果、10社程から査定を受けても問題ない位の金額を提示してもらえそうなら
一括査定を視野に入れておきましょう。
一括査定は一度査定依頼をかければ複数店舗へ一斉に査定依頼をかけられるサービスです。
基本的にあなたが売りたいバイクを欲しがっている業者だけがピックアップされます。
一括査定の特徴
一括査定の特徴
・1回の申し込みでに複数店舗へ査定依頼する
・売りたいバイクに需要/ニーズがある店舗が対象
・一斉に複数店舗(5〜10社)から連絡が入るので面倒
・時間や労力を大幅に費やすこととなる
・ライバル企業が存在する事を前提にしている
・価格競争に発展しやすい
一括査定は、あなたぼドラッグスターを欲しがる業者複数店へ一斉に査定依頼をかけれます。
その分価値が高いバイクを査定に出すのなら良いのですが、価値の低いバイクを売るときには注意が必要です。
一括査定は出張買取をしているところが大半で
出張買取の場合、1社から査定を受ける所要時間は平均1時間程度です。
ただし10社から査定を受けると、単純に10時間で済む訳ではないんですよね。
スケジュール調整していくと、結果的に3日〜4日間ほどに跨って時間を取られたりするでしょう。
もし価値の低いバイクを売るとなれば、3〜4日程の時給/日当が取られている訳です。
つまり労力対効果的に、損をしなければ一括査定を使うべきですし、損をするようなら考えましょう。
一括査定のメリット
一括査定のメリットは、単純に各社の金額を比較する事だけではありません。
基本的に買取業社はどこも「なるべく高く仕入れて、安く転売したい」と考えています。
だから「本当は40万円出せるけど、このお客さんは他店へ出してないみたいだし35万円を提示しよう」
みたいなことは日常茶飯事で起こっています。
この考え方は大型有名店〜中小規模の店舗まで例外なく同じ心理です。
もちろん、アホみたいに安値を提示し続けていれば
すぐに悪評が広まり、誰もがバイクを売ってくれなくなりますので限度はありますけどね。
一括査定のメリット
- 価格競争に発展しやすい
- 比較をした上で売却先を選べる
- 損をする可能性が極端に減る
- 需要/ニーズのあるお店が参加
でも、あなたのバイクを本気で欲しがるお店が集結して、ライバル企業がいるとなれば話は別です。
「他店に負けないように(持って行かれないように目一杯の金額を提示しよう」という心境になります。
これが一括査定の最大の恩恵です。
だから質の悪い業者が集まっている一括査定とかを選ぶと、価格競争に発展しないこともあるので注意しましょう。
買取で注意して欲しいこと5選
これまで話をしてきたとおり
バイクを売るときのベストな方法は「①事前査定を受ける」「②身の丈に合った売り方をする」です。
この2つを抑えておけば、ほぼ失敗したり損をする可能性はグンと減るでしょう。
でも、もっと高価買取にこだわっている人には、さらに注意するポイントがある旨をお伝えします。
①ネットの情報は一切信じない
まずネットに公開されている買取価格表や買取相場は一切信じないことです。
なぜなら「デタラメ」「ウソ」「一昔前の情報」「良い事例だけ」が公開されているからですね。
人間の心理として、自分にとって都合の良い情報を信じたくなる気持ちは分かります。
だけども、そこに掲載されている情報がウソだったり
現実とはかけ離れた金額が紹介されている場合が多いんです。
私はそういったサイトのことを詐欺サイトと呼んでいます。
詐欺サイトの特徴
●金額面で心配な点
→数ヶ月前と情報が変わらない
→記事更新日だけ最近の日付に更新されている
→記事タイトルだけ最近の日付に更新されている
●不可解な点が多い
→何故か買取をした店舗名を公開しない
→何でもかんでも一括査定へ誘導する
→状態が良いバイクの事例だけが掲載される
そしてこういった詐欺サイトに引っかかってしまい、買取で失敗をする人の事例をあげてみます。
ドラッグスター250ccは確かに人気車種で、どこからでも需要のあるバイクですが
場合によってはドングリの背比べになってしまうことも少なくありません。
例えば店舗によって10万円くらい価格差があるなら、ぜひ一括査定を使って欲しいところです。
しかし数万円しか変わらないなら、ワザワザ面倒な一括査定に申し込むだけ損なんですよね。
詐欺サイトの被害例
①「どこがドラッグスターを高く引き取ってくれるかな?」
↓
②「お?ここのサイトは他のところと比べて高い金額を紹介してるな」
↓
③「ここのサイトって本当かな?」
↓
④「なになに?ここで紹介している一括査定に申し込めば良いんだな」
↓
⑤「実際に査定を受けてみると、すごく大変だな」
↓
⑥「もう10社全てから査定を受けたけど、全然価格差がないじゃん」
↓
⑦「高く売れたけど、あまり価格差がないから4日間も休日を使うんじゃなかった」
ってな、具合になるんですね。
これは実際に買取査定を受けてみないと判断しにくい事かもしれません。
ただ、事前査定を受けておけば、事前に各社の買取価格のバラツキがありそうか判断できますよね。
②買取査定を受けたあとの事も想定する
そして店舗へ単独へ査定依頼をする場合でも
一括査定を使う場合でも、査定を受けたあとの想定をしておきましょう。
査定を受けた後の想定
●予想よりも安からったら
→そのまま売却する?
→別の店舗へ査定してもらう?
→車検を通してもう暫く乗る?
●予想通りの値段だったら
→そのまま売却する?
→他のお店にも査定してもらう?
→価格交渉してみる?
●予想よりも高ければ
→そのまま売却する?
→他店に査定依頼をかけてみる?
→価格交渉をしてみる?
特に失敗をしている人の多くは、予想よりも安値を提示された場合です。
詐欺サイトを当てにしていると、現実的な買取相場を把握できないのでギャップがあります。
または車検間近の車種である場合は、判断する余裕がないため、エイ!ヤー!で売ってしまうんです。
あらかじめ良いことも悪いことも想像しておき、査定結果によってどうするのかを想定しておきましょう。
③買い取りは長引けば気持ちが萎えてくる
買取は最初こそ「高く売れる店を探すぞ!」と意気込んでいる人も多いのですが
時間が経過していくごとに「面倒くさい」「早く解放されたい」という心境に陥ります。
つまるところ買取をするためのモチベーションが下がって、気持ちが萎えてくるんですね。
これは生理現象なので仕方ない事かもしれませんが
人間の気持ちはそうなるということを想定しておきましょう。
もちろん個人差もありますが
早い人は1店舗目の査定結果を知った頃からこういった気持ち萎えをします。
買取業社はこういった売り手の心理を把握しているので「高価買取します!」
みたいなアピールをしてどこもなるべく最初に自分の店へ査定をしてもらうように仕向けてきます。
だからこそ、上で説明したように「査定を受けたあとの想定」をしっかりとしておく事が重要です。
④トータルコストを考えた売り方をする
トータルコストを考えながら活動をしましょう。
例えば出張買取だけであれば
「査定を受けるスケジュール調整」と「実際に査定を受ける時間」で1社あたり1時間程度で済みます。
でも、もし店頭買取をする場合は
「店までの移動時間(往復)」「査定を受けるまでの待ち時間」が余分に必要になってきます。
特に複数の業者から査定を受ける場合には、こういった間接的コストを増やすと労力対効果的には損です。
ドラッグスター250のように価値があるバイクは
複数のショップに査定をしてもらった方が良い反面、活動コストを抑えていくことも大切です。
高く売るなら下取りは避ける
もしバイクを高く売るつもりなら下取りは止めましょう。
下取りとは、次のバイクを購入する際に、同じお店で今所有しているバイクを売却することです。
下取りは、お店選びの目的が次のバイクを購入することになっている人が殆どです。
つまり、ドラッグスターを本気で欲しがるお店へ査定してもらう訳ではないので
需要/ニーズがあるお店にも比べると買取価格にも大きな差が出てきます。
さらには1対1での商談になるため「価格競争に発展しない」「ピンハネされやすい」という特徴があります。
下取りの唯一良いところが、1つの店舗で「買う」と「売る」を一緒に済まされる点です。
ただし、それは面倒ごとを避けている分、ピンハネをされてしまうことにも繋がりますからね。
価値観は人それぞれですけど、もし下取りをしようとしている人は事前査定を受けておき
本当にそこのディーラーに下取りをしてもらって良さそうか判断できるようにしておきましょう。
あなたのドラッグスターが少しでも良い形で売却できれば幸いです。