CRF250Lは2012年にホンダがリリースした公道走行可能なオートバイです。
CRFシリーズは50cc、70cc、80cc、100cc、110cc、125cc、150cc、230cc、250cc、450ccと
豊富なラインナップが目を引きますが、その殆どが一般公道での走行が不可ですよね。
その中で、一般公道可能なCRF250Lは国内でも多すぎず、少なすぎず・・・と
とてもバランス良い玉数が市場普及しているように思うんです。
そして「お店選び」や「売り方」によっても大きく買取価格の差が付くのが、この車種を売るときの醍醐味だとも言えます。
今回はそんな、CRF250Lの買取価格と下取り価格に、大きな差があることをお話ししていきましょう。
具体的には、下取りのダメな要素を把握しておき、買取で同じ事をしないようにするのがポイントです。
どれだけ良いバイクでも「豚に真珠」「猫に小判」の状態では全く意味がありませんからね。
下取りと買取りの違い
なんだか細かいことを言うようですが、皆さんは「下取り」と「買取り」の違いって知っていますかね?
「下取り」…次のバイクを購入する際に、今保有しているバイクを同じお店で引き取ってもらうこと。
「買取り」…売ることに特化したお店選びや売り方をすること。
正直、細かい言葉の違いなんてのは、そこまで重要ではありません。
あなたがネット検索でこの記事へたどり着いた時点で
本当の意味での下取りをしようとしている可能性も低いと思いますしね。
ただ、せっかくなので、下取りがいかにダメなのかを懇切丁寧に説明しようというのが今回の趣旨です。
形式上「買取り」をしているつもりでも、下取りのダメ要素を含んだ行動をしてしまっている人は、とても多いです。
下取りのダメ要素を徹底的に洗い出して、売るときには、ダメな要素を避けるように行動していくと良いです。
では、下取りがNGだと言われている理由を説明していきますね。
1店舗だけに査定依頼をしている
まず下取りのダメなポイントその1は、基本的に1店舗だけに査定を依頼しているという事です。
1店舗だけに査定依頼をしている状況は、全てにおいて比較対象がない為、良し悪しが判断できません。
本当に妥当な金額なのか?「高いのか?」「安いのか?」を知る事が出来ないのが苦しすぎますね。
比較対象がないというのは、業者側が悪さをするんですよ。
例えば「本当は30万円の見積もり出せるけど、25万円提示しとこ!」みたいな感じの事なんて日常茶飯事ですからね?
これって事実に関わらず、他の店へ査定してもらってないと思われるだけで損ですよね。
買取価格に納得できないなら、キッパリ断るのも1つの手です。
CRF250Lが本当に欲しいお店であれば、
買取を断られると手のひらを返して、もう一度査定のやり直しを祈願してくる事だってありますからね。
それを受けるかどうかはアナタ次第ですが
そんな事するくらいなら最初からマトモな金額出してこいよ!クズが!・・・って私なら思ってしまいます。
言葉汚くてスンマセン 汗
需要・ニーズのないお店へ売っている
CRF250Lに限った話ではありませんが、各業者ごとにどれだけアナタのバイクが欲しいか?というのは温度差が違います。
要らない<あれば困らない <出来れば欲しい <どうしても欲しい
そしてCRF250Lを欲しいとか思っていても、提示できる金額は、各業者の獲得粗利率などによっても変わってきます。
「販売価格 - 仕入値 = 粗利」
・通常は粗利15パーセント
・強化買取車種は8パーセント
・景気が悪い時は20パーセント
業者の獲得粗利率が低い方が、私たちへのキャッシュバックも多くなる訳です。
そして車種ごとや、エンジンの大きさ単位でも粗利率を変えている業者は多いです。
当たり前ですけど、元値の安い原付などは獲得粗利率が高く設定されています
250ccの中型〜大型バイクは獲得粗利率も低めに設定されている事が普通です。
大切なのは、1店舗だけでは、その店の粗利率が高いか低いかを判断できないという事です。
日々経営する中で、現在の営業ノルマの達成状況や、今後の売行を予想しながら
業者の獲得粗利率は変動するからです。
価格競争に発展しない
そして業者も、自分の店だけに査定依頼をかけてられれば、無理をさせれない・・・というのがネックになります。
先ほども少しお話をしましたが、買取業社は可能な限り、安く仕入れて高く転売したいのが本音です。
だからこそ「本当は30万円出せる!だけど25万円で納得してくれるなら、それで押し切ろう」
という感じに、目には見えない駆け引きをしてきています。
何が言いたいのかというと、私たちからも、買取業社にも目一杯の金額を提示させる理由を作ってあげる必要があるという事です。
・CRF250Lが欲しい
・ライバル企業/競合他社が存在する
・下手な金額提示をしたら売ってくれなさそう…
・他店に負けないよう限界の見積もりを提示しよう
こんな心理にさせる為には、私たちも極力多くのお店へ査定してもらい、分母を抑えていく必要があります。
でも、はじめっから時間や労力をかけ過ぎるのはリスクがあるし面倒ですよね?
だから現物を見てもらわなくても、ある程度大まかな買取価格を教えてくれる「事前査定」をするのがオススメです。
買取の進め方
では、具体的にどうしていけばいいのか?を説明していきますね。
まずは、買取相場を事前に把握します。
その結果を見て、どのように売るのかをアナタなりに考えれば良いんです。
店名 | 回答方法 | 相場精度 | 所要時間 |
バイク王 | 電話 | ◎ | 10分〜20分 |
バイクオンライン査定 | 電話 or ウェブ | ○ | 1分〜20分 |
バイクワン | ウェブ | △ | 1分〜3分 |
バイクボーイ | ウェブ | △ | 1分〜3分 |
そして事前査定をしてもらった際に、大まかな買取価格を把握できる訳ですよね?
その結果に伴って、売り方を判断するんです。
買取価格が高そうなお店へそのまま売却をしても構いませんし
期待値が高そうであれば、一括査定に申し込んでも良いと思います。
最後に
とりあえず「買取り」と「下取り」の言葉の違いは良いとしても
やってはいけない売り方があるという事を覚えておけば大丈夫です。
そしてなるべく多くのお店へ査定依頼をかけるのがベストですが、闇雲に色々なお店へ査定してもらうのって大変ですよね?
だから事前査定をしておき、あなたのCRF250Lの価値を把握してから、どのように本査定を依頼するかを考えていく事が大切です。
例えば、何社か事前査定をしてみて、
高めの金額を回答してきた場合は→沢山のお店へ本査定を申し込む
あまり高値ではない場合は→1〜2査定で済ませておく
という感じで、バランスをとりながら行動していきましょう。
あなたのバイクが少しでも良い条件で売れれば幸いです。