皆さんは買い取ってもらったバイクがどこに流れていくのかをご存知でしょうか?
実は売却したバイクの90パーセント以上が、業者オークションへ出品されているんです。
売ったバイクは「業者オークション」「店頭直販」「輸出対象」の3パターンに分類されます。
今回はその内の、最も比率の大きい業者オークションへ回されるバイクの話をしていきたいと思います。
ほとんどのバイクは業者間オークションへ転売されますので、あなたのバイクも対象になってくる可能性はとても高いです。
ただ、あなたのバイクが業者間オークションへ転売される場合も、店頭販売される場合も、輸出対象になる場合も、基本的には同じ立ち回りをしていくことが正解です。
業者オークションの仕組みを理解し、どのように立ち回っていけば良いのかを把握していきましょう。
こんな方におすすめ
- 買い取られたバイクはどこで再販されるの?
- 業者オークションってどんなものなの?
- バイクを高く売るならどうすれば良いの?
- 買取査定で損をしない為にはどうするべき?
バイクの業者オークションとは?
まず業者オークションの概要を見ておきましょう。
業者オークションとは?
●売却したバイクの9割が出品される
→基本的にオークションへ流ると考えるべし
→自分のバイクがどこに売られるか選べない
●全業者が共通のオークションへ参加
→買取業者の最終的な売値は決まっている
→業者が利益を削った分だけ高価買取に
●オークション買取の攻略とは?
→競争させて価格競争に発展させる
→交渉や相場変動に対処できる体制を整える
売却したバイクの9割が出品される
まずはオークションに流れるバイクの概要からお話をしておきましょう。
基本的には売却したバイクは「業者オークション転売される」か「買取ったお店が直接店頭で販売する」か「輸出対象になる」かの3パターンです。
その3パターンの内、今回は最もパターンとして多い業者間オークションへ出品されるバイクにフォーカスした解説をしていきたいと思います。
お話ししたいのは大きく2つで「基本的に売ったバイクはオークションへ流れる」という事と「自分のバイクがどこに売られるかは選べない」という点です。
基本的にオークションへ流れると考えるべし
概ね売却したバイクの90パーセントが業者間オークションへ出品されます。
なので基本的には、あなたのバイクはオークションへ回されると想定した方が良いです。
下記は一般的にオークションに流れるバイクです。
オークション行きの車種特徴
・新型車種ではない
・再販に整備が必要
・排気量に対し走行距離が多い
・サビや傷/凹み/色あせがある
もちろん新車ではない場合や整備が必要なケースにおいても、排気量の大きい車種や旧車として人気があるモデルなら店頭販売に回されることもあります。
私たちがいくら勝手な妄想を膨らませたところで、結局は査定を受けてみなければ、業者オークション行きか、店頭販売されるのかは分かりません。
なので「どこに売られるのか?」というのは、そこまで気にせず参考程度に留めておきましょう。
自分のバイクがどこに売られるか選べない
ちなみに本当なら店頭販売をしてもう方が高く買い取ってもらえます。
しかし私たち売り手は、自分の売ったバイクがどこに売られるか選べないです。
そりゃそうですよね。
ドラえもんでもあるまいし、今所有しているバイクをキレイな状態に戻したりすることができませんからね。
今需要がある売り先にし流れていきません。
売ったバイクが、今後どこに流れていくかは運によって変わってきます。
ただ査定依頼をかけるタイミングや査定を受けたタイミングで、オークション行きになるか店頭販売されるかは聞いておくようにしましょう。
その業者からの発言と提示額をチェックしておけば、他者との比較が容易になりますからね。
全業者が共通のオークションへ参加
業者間オークションは各都道府県別に開催されています。
そして基本的には、あなたが売却したバイクは、あなたが住んでいる都道府県で開催されているオークションに出品されることとなります。
各都道府県別に少しだけバイクの買取相場は異なるようですが、そこまで大きな差は出ないことが一般的です。
ここでは「買取業者の最終的な売値は決まっている」という事と「業者が利益を削った分だけ高価買取になる」旨をお話ししていきます。
買取業者の最終的な売値は決まっている
まず業者オークションでの売値は決まっています。
A社も、B社も、C社も全て同じオークションを見ているので、どの業者もオークションでの売値は同じわけですよ。
別の都道府県へバイクを持っていくケースも稀にあるようですが、殆どの場合は配送費用の方が高く付いてしまうた、あまりあり得ない話です。
それでも複数の業者に査定をしてもらうと、買取価格に大きな違いが生じたりするの何故でしょうか?
それにはいくつか理由があるのですが「査定評価(価値の付け方)が違う」ことや「業者がどれほど利益を削れるか?」という事がポイントとなります。
業者が利益を削った分だけ高価買取に
つまるところ、買取価格差が出るのは、各業者がどれだけ自社の利益を削ってあなたへ還元するかどうかです。
稀にヘボい査定士が査定に来てしまうと、適切な価値評価がされず、本来の価値よりも安値を提示される可能性もありますけどね。
査定士も買取のノルマ持っており・・・
「社内規定よりいくら安く買取をしたか?」「買取の成約率は良いか?」「強化買取車種の買取は出来ているか?」などの評価項目があります。
だから私たち売り手が何もしなければ、業者は理由もなく自社の利益を削ってまで還元してくれません。
そりゃそうですよね。査定士とは買取専門の営業マンです。
私たちが想像するよりも、日々のノルマに追われており、朝〜晩まで働いているのに、会社からは「利益が少ない」だとか「買取に失敗しやがって」と尻を叩かれています。
そんな中で査定士は「お客さんに目一杯還元してやろう」なんて、とても思える心境ではありません。
言い方悪いですけど、私たちお客からピンハネしないと、自分たちが苦しい訳ですからね。
でも彼らの利益を削れなければ、私たち売り手側が損をしてしまうので、そのまま何もしない訳にもいきません。
是が非でも、買取業者の利益を削らせる必要があります。
オークション買取の攻略とは?
じゃあ結局、私たち売り手は何をすれば良いのか?・・・が気になりますよね。
その答えが、相見積もりをして買取価格を比較することです。
正直売ろうとしているバイクがオークションにいくか、店頭販売をしてもらえるのか?・・・なんて事は結果論にしか過ぎません。
私たちは全力で買取業者を「目一杯の金額を提示しなければ、他店に流れてしまう」という心境に追い込むことが必要です。
そこでオススメしているのは同日中に3社から査定を受けることです。
同日中3社から査定を受ける
●相場変動の影響を受けない
→中古バイクの相場は1ヶ月単位で下がる
→タイミングが悪いと今週と来週で変わる
→早めに売却した方が高く売れる
●期限付きの価格交渉にも対応できる
→業者は期限付きの査定額を提示しする事もある
→業者の交渉が嘘か本当か分からない
→だから同日中に比較しておき高い店に売る
●価格競争力が増す
→1社だけだとピンハネされることもある
→2社でもドングリの背比べになる事がある
→3〜4社を引き合いに出す事で価格競争に発展
ぶっちゃけ、業者オークションに回されようが、店頭販売してもらえようが、この立ち回りは変わりません。
むしろ鉄板です。
競争させて価格競争に発展させる
買取価格は「比較」「相見積もりをする」ことで初めて跳ね上がります。
繰り返しになりますが、私たちが何もしなければ高値なんて提示されません。
だけど競合他社が存在すれば、ヌルい金額を提示していると、他店に負けてしまう訳ですよね。
だから他社に負けないために、限界ギリギリの金額を提示してもらうようにするために「比較」「相見積もり」をする訳です。
ただし根本的な問題として、買取相場は日々下がっていくので、出来れば同日中に査定を受けるべきなんです。
ダラダラと査定を受けていれば、物理的にオークションでの相場も変動してしまいます。
運が悪ければ、今週と来週では違う相場に変わっていることもあります。
交渉や相場変動に対処できる体制を整える
また買取業社はウソかホントか・・・期限付きの価格交渉をしてくることがあります。
例えば「いつまでに売却してくれれば〇〇万円を保証します!」ってな具合ですね。
この交渉術は昔から横行していて、売り手側に冷静な判断をさせないうちに、早く売却させるための常套句としても使われてきました。
しかし最近では特定商取引法が厳しくなり、こういった交渉をしてくる業者も減ってきているのも事実です。
特に本当に相場変動の節目に差し掛かっていれば、業者も言うだけ言っておこう・・・という感じで、期限付きの価格交渉をしてくることがあります。
それに対応するためには、同日中・・・難しくても、あまり期限を空けずに複数社から査定を受けていく必要があるんです。
オススメの買取業社
バイク王
・業界No1の知名度を誇る
・電話査定の金額回答が正確
・どんなバイクも買取可能
・高価買取を目指すなら利用すべき
バイク王公式サイト
バイクランド
・業界最大手
・多くの販売網を持つ
・大型バイク買取に強い
・カスタムバイクの買取に強い
バイクランド公式サイト
バイクワン
・今業界で最も勢いのある業者
・オークション転売を主体としている
・価格競争に慣れている
・債務ありでもローンを組み直せる
バイクワン公式サイト
バイクBOON
・大型バイクの買取に強い
・中型バイクの買取に強い
・ハーレーなどの外車に強い
・旧車の買取に強い
バイクBOON公式サイト
最後に
いかがでしたか?
今回は売ったバイクの90パーセントが出品される、業者オークションのお話をさせて頂きました。
ただし業者オークションになるのか、店頭販売に回るのかは分からないので、特に気にする必要はないんですよね。
もしあなたのバイクに価値があるのならば、分母を抑えていけば、3社中1社くらいは店頭販売をしてくれるお店が出てきたりするものです。
大切なのは、しっかりと比較、相見積もりをすることです。
あなたのバイクが少しでも良い条件で引き取ってもらえれば幸いです。