バイクを売るならどこがいいのか?・・・これって誰でも考える半永久的なテーマです。
ただ一概にオススメを言うのは、少しだけ難しい問題でもあります。
何故なら、売りたいバイクの車種や状態によっても買取価格は変わってきます。
あなたが売りたいバイクが「原付」「小型二輪」「中型」「大型」なのかによっても違います。
また「新型」「美品」「不動車」「事故車」などによっても選択するお店は異なります。
それに多少安くても入金が早い方がいいのか?
それとも買取価格を重視するのかによっても「売るならどこがいいのか?」は変わってきます。
今回はそんなバイクを売ろうとしている全ての人に、売るならどこが良いかの情報をまとめてみました。
車種/状態別のオススメ
まずは下記の表をご覧ください。
バイクの車種と状態ごとに、どこへ売るのがオススメなのかをまとめた表です。
ショップは全国どこへでも訪問可能な出張買取を公認で行っているところをベースに記載しています。
新型 | 美品 (普通) | 事故車 (修理前) | 不動車 | カスタム | 車検切れ | |
原付 (~50cc) | 比較 | バイク王 バイクワン | バイクランド | バイク王 バイクランド | ||
小型二輪 (50cc~125cc) | 比較 | 比較 | バイク王 バイクワン | バイクランド バイクボーイ | 比較 | |
中型 (126cc~250cc) | 比較 | 比較 | バイク王 バイクワン | バイクランド バイクボーイ | 比較 | |
大型 (251cc~) | 比較 | バイクBOON | 比較 | バイクBOON | ||
外車 | 比較 | バイクBOON | 比較 | バイクBOON | バイクBOON |
一応あくまでも傾向だという前提で見ておきましょう。出来る限り比較をした方がいいのは明白です。
ネット上には、どんなバイクを売るのかも分からないのに・・・
「ここがオススメ!」「ランキング!!」とかを公開しているサイトがありますが、そんなサイトを見ていると酷く滑稽に思えます。
まず一般的な美品(普通)の状態のバイクを売ろうとしている人は、殆どの場合が比較をすることが必要となります。
その理由は査定に出してみないと、どこが高く買い取ってくれるのかが分からないからですね。
というか、基本的にはどんなバイクを売る際にも、比較することがとても大切です。
オススメは1日のうちに3社〜4社に査定を受けることです。
オススメの買取サービス
ここでは全国対応の出張買取サービスを行っているショップをご紹介します。
各ショップごとにどういった特徴があるのかを確認して、あなたが売ろうとしているバイクはどこがオススメなのかを知っておきましょう。
ちなみに基本的には3〜4社を比較することが大切です(詳細は後術)。
バイク王
・どんなバイクでも買取可能
・電話の相場回答がとても正確
・3万円以上は4営業日以内に口座振込
・3万円未満は当日現金手渡し
※査定額の支払いは必要書類が揃っていることが前提
バイク買取では国内最高クラスに有名なバイク王。
バイク王は中古バイクの買取において、業界のスタンダートとも言えるバランスの良いショップです。
どんなバイクでも買取可能ですし、まず視野に入れておいて良いでしょう。
バイク王は『お試し無料査定』という電話での事前査定サービスを採用しており、バイク現物を見せなくても大まかな買取価格を教えてもらえます。
金額の回答が正確なので、本査定を受ける前には受けておくと良いですよ。
バイク王公式サイト
バイクランド
・旧ゲオバイクで国内最大手
・カスタムしたバイクの買取に強い
・必要書類があれば当日現金手渡し
バイクランドは国内最大手のバイク買取業社です。
旧ゲオバイクが社名変更したのがバイクランドで、とてもバランスの良いショップです。
特にオススメなのはカスタムしたバイクの査定に強い点です。
カスタムパーツを搭載したバイクは業者によって安く買い叩いてくる場合があるんです。
しかしバイクランドはカスタムパーツを積んだバイクの買取でちゃんと上乗せで査定をしてくれます。
もしノーマル(標準)パーツ持っていれば、必ず一緒に出しておきましょう。
バイクランド公式サイト
バイクワン
・どんなバイクでも買取可能
・今業界で勢いのあるショップ
・必要書類があれば当日現金手渡し
バイクワンは最近業界でも勢いを付けてきている新星です。
どんなバイクでもオールラウンドに買取をしてくれるので、多くの場合は視野に入れておいても問題ないでしょう。
今は他の大手に比べて知名度に欠けるため、バイクワンの企業戦略では「高価買取=バイクワン」という旨を世間に定着させようとしています。
こういった頑張っている時期は狙い目ですよ。
バイクワン公式サイト
バイクボーイ
・国内最大手の1つ
・カスタムバイクの買取にも定評あり
・必要書類があればその場で現金手渡し
バイクボーイも国内最大手にあたるショップです。
バイクボーイではバイク本体及びカスタムパーツ、カスタムバイクの相場を日頃から追っているので、改造車を売るときにも視野に入れておくと良いです。
またノーマルパーツを持っていれば、必ず一緒に査定をしてもらうようにしましょう。
色々な一括査定サービスなどにも参加している常連です。
バイクボーイ公式サイト
バイクBOON
・排気量の大きいバイクの買取に定評あり
・大型、中型、外車、旧車の買取に強い
・必要書類があればその場で現金手渡し
バイクBOONは排気量の大きい車種の買取に力を入れているショップです。
大型、中型の車種であれば、国産車も外車も手厚く買い取ってくれるでしょう。
バイクBOONの事業戦略自体が中型〜大型バイクを軸にしているので、抱えている客層も必然的に排気量の大きいバイクを求めるユーザーが集まります。
バイクBOON公式サイト
ちなみに上記の内容は、あくまでも傾向であり、実際には比較することをオススメしています。
どうして比較をするべきなのか理由を順番に解説していきますね。
なぜ比較するべきなのか?
この記事を見つけてくれた方の多くは「バイク売るならどこが良いのか?」というオススメの情報を知りたくて検索をしてくれたと思うんです。
でも、バイクの買取査定をするときは比較することが必須だとお考えください。
むしろ比較するからこそ、買取価格が跳ね上がるのであって、比較をしなければ高価買取はしてもらいにくいのが事実です。
なぜ比較するべきなのかをこれから順番に説明していきますね。
比較する意味
●業社は理由もなく高価買取をしない
→極力安く仕入れたいのが業者の本音
→業者ごとにいくら儲けを出すか違う
→経営状況によって社内ルールが変更される
●比較するから買取価格が高くなる
→他店に負けたくないという気持ちにさせる
→ヌルい金額を出せば負けてしまう状況を作る
→査定士はノルマを持っている
業者の心理
どこのお店もバイクの買取はビジネスで行っています。
だからどれだけ宣伝で「高価買取をします」とか「査定額アップ!」とか言っていても、実際に比較してみないと本当に高いかどうかは分かりません。
特に高い…安い…という言葉自体が、アヤフヤで明確な定義がされているものじゃありませんからね。
業者の「高い」と、あなたの「高い」は全然違う場合だってあるんです。
つまるところ業者は「なるべく安く仕入れたい」と本音では思っています。
安く仕入れることができれば、その分利益が増えたり、万が一売れ残った場合はリスクを軽減できるからです。
そして査定士も買取のノルマを持っています。
自分の成績を上げるためには、多かれ少なかれ普通にピンハネをしていますとも。
ちなみに各企業ごとに「いくら儲けたいか?」「粗利を何パーセント取るのか?」というのは異なります。
そしてこれは年度ごとに変わったり、時期や経営状況によっても常に変動するものです。
だから、ここの店に出せば大丈夫!!まじオススメ!!とか、そんな業社はありません。
売ろうと思ったタイミングでちゃんと比較をしてみなければ分からないことです。
比較するからこそ高価買取をしてもらえる
なら、私たちは黙って指を咥えながら業者の言い値で売却しなければいけないんでしょうかね?
そうではありません。
色々な業者を比較することで、競争の原理が生まれ、買取価格を高めていけます。
買取価格を高める唯一の手段が比較です。
「本当は〇〇万円以上出したくないんだけど、目一杯の金額を出さないと他店に持って行かれる」という危機感を与えてやるんです。
相手もビジネスなんですから、こちらも比較して目一杯の金額を提示させてやりましょう。
むしろ、業者って常日頃から毎日いろんな人のバイクを査定しているんですからね?
査定士がどれだけ良い人そうでも、私たち売り手に感情移入なんかしてくれません。
ぶっちゃけ、カモくらいに思われていると考えておくくらいが丁度良いです。
売ったバイクはオークションor店頭販売される
ちなみに売ったバイクが、その後どのように転売されるのかを知っておきましょう。
売ったバイクは「業者オークションへ出品される」か「買い取ったお店で店頭販売される」かのどちらかです。
業者オークションの特徴
売ったバイクの90パーセントは業者オークションへ転売されると言われています。
「あなた→業者がオークションへ転売→次の業者→次のオーナー」というルートを辿る訳です。
業者目線でのオークションのメリットは直で再販をする訳ではない為、「売れ残り在庫を抱える心配がない」「整備をしなくてもよい」という点です。
全ての業社が、この業社オークションの売値を見て、あなたのバイクを査定しているんです。
つまりどの業者も基本的にはみんな売値は同じなんです。
あとは仕入値を安くすることが自社の利益に直結している訳ですね。
なので、私たち売る側としては、比較をして価格競争に発展させて、キャッシュバックされる金額を増やさなければいけません。
黙っていては、どこの業者も大きな還元はしてくれません。
店頭販売の特徴
次に売ったバイクを店頭販売(直の再販)をするパターンがあります。
「あなた→業者が転売→次オーナー」というルートで再販がされます。
仲介業社がいない分、あなたへの還元率が高くなる訳です。
しかし店頭販売をしてくれる業者って、狙って探せる訳じゃないんですよね。
だいたい店頭での販売ができるバイクって、全国展開しているような大手のお店であればどこも共通して、店頭販売を希望しています。
だいたい店頭販売されるバイクは「新型車種」「購入後あまり年月が経過していないバイク」などが対象になることが殆どです。
あるいは、置いておけば絶対に直ぐ売れるようなバイクが対象ですね。
1日3社以上を目安にする
ここまでの話を加味して、結局オススメしたいのは1日3社〜4社に査定を受けることです。
なぜ1日に3社〜4社に査定を受けるのが良いのか理由を説明しておきますね。
1日3社の査定を推奨する理由
●相場変動に影響されない
→中古バイクの相場は1ヶ月ペースで下がる
→タイミングが悪いと1週間で相場変動の節目に当たる
→日数を跨ぐ分だけ相場変動の影響を受けやすい
●価格交渉に揺さぶられない
→業社は期限付きの価格交渉をしてくる事がある
→本当に相場変動の節目になっている可能性もある
→早く売却させるための交渉術の可能性もある
●活動量と活動労力のバランスが良い
→1社だけだとピンハネされていても気付けない
→2社だとドングリの背比べになってしまう可能性あり
→3社から査定を受ければ十分価格競争に発展する
→3〜4社に査定を受ければ1日でなんとか対応できる
→5社以上から査定を受けると90%以上の確率で過剰な労力を投資する羽目になる
こんな感じです。
手っ取り早い話が、同日中(1日の間)に査定を受ければ
相場変動の影響を受けず、価格交渉されても対処できるし、3〜4社に査定を受ければ十分だと言う話です。
最後に
いかがでしたか?
バイクを売るならどこがいいか?・・・についても、個人ごとに売りたいバイクの種類や状態は違いますし、何を重視するのかによっても選ぶべきお店が違います。
しかし最近では、ライバル企業が増えてきたことによって、あまり業者ごとの違いが見えにくくなっているのも事実です。
だからこそ多くの場合は比較することを基本に立ち回っていきましょう。
確かに業者ごとに得意不得意がありますけどね。
あなたのバイクが良い条件で引き取ってもらえると幸いです。